日本語教育能力検定

【アクセント】日本語能力検定聴解問題1の勉強法について【対策・コツ】

ここでは、聴解問題1についての勉強法を紹介します。

聴解問題を制する者は、日本語教育能力検定試験を制す!?



「日本語教育能力検定」聴解問題1のコツ

問題1は、「学習者のアクセント」で文を言ってくるので、それと同じアクセント形式を選ぶ問題です。「学習者のアクセント」というところがポイントです。日本人の正しいアクセントはここでは必要ないのです。音声は2回流れます。

最初の問題1で波に乗りましょう!

聴解問題1:合格のための準備

一応音楽やっている身として、この問題は得意では?と思っていたんですけど、全然関係なかった(笑)。むしろ苦手でいろんな方法を試しました。最終的にやって良かったことをお伝えします。

ピアノアプリでアクセントの高低を「ミ」と「ド」で音をとる
→定番の対策ですね。高い方を「ミ」、低い方を「ド」で音を出して感覚を養います。

ハミングで言えるようにする
→これもできるようにしたいですね。ピアノアプリでの「ミ」と「ド」の練習がある程度進んだら、ハミング「ンンン〜」で高低を言えるようにしていきましょう。

頭の中でハミングできるようにする
→最初僕は、バレない程度なら試験中に「ンンン〜」していいものかと考えていたんですが、どう考えても他の人の邪魔になってダメだと思い直したので(笑)、頭の中で言えるように頑張りました。最初はガンガン口ずさみましょう。

過去問の型を練習する
→過去問を研究しました。書き出したら割と型みたいなものが見つかったので、それについて練習しました。時間のある方はお試しを。


(型というかクセというか。)

過去問の音声をスマホに入れて、空き時間に聴いて慣れる
→終わった過去問から音声をスマホに入れて、試験1ヶ月前くらいから毎日聴くようにしました。頭の中でアクセントを再現したり、型の確認をしたりしました。試験当日は昼休みに耳慣らしに聴いた方が良いので、いずれにせよいつでも聞けるようにスマホに入れておくと便利です。


(過去問4年分について、研究を進めました。)

聴解問題1:合格のための試験攻略法

試験実践編です。是非、参考にしてもらいたいです。

まず、最初に流れてくる例は聴かないことです。

例が流れている間に、選択肢の数字の上に言葉を割り当てます。正確に、かつ素早く。

次に、言葉を2つに区切って線を引きます。2拍で区切る説もありますが、自分の感覚で区切って良いと思います。実際の問題は、6文字、7文字、8文字がそれぞれ2問ずつ続きます。


こんな感じです。

そして1回目の音声が流れてくるまでに、区切った前半に集中して、頭の中で「いつか」を「ミミド」「ミミミ」と発音してスタンバイします。この例題は前半のパターンが2つしかないので、割と絞りやすいですね。

2回目は絞った選択肢の後半に集中します。「いない」を残ったアクセント形式「ミミド」「ドミミ」「ドミド」と頭の中で発音しながらスタンバイします。cとdの最後が下がるかどうかがこの例題のポイントですね。


※この例題は、テキストのみで音声は流れませんので悪しからず。

聴き取れたら、自信を持ってマークします。
この問題1はテンポが早いので、迷っているうちに次の問題に行ってしまいます。思い切りが必要です。

迷いは命取り!!

とにかく苦手だった問題1ですが、いろんな試行錯誤して頑張った甲斐があり、本番の試験では6問中5問正解でした。上出来。

1.例を聴かずにやること2つ
・数字の上に言葉を割り当てる
・言葉を2つに区切る
2.1回目は前半に集中。2回目は後半に集中。
3.選択肢のアクセントを頭の中でハミングして、スタンバイしておく。



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ユウジキクチ
日本語教師として働くかたわら、Webライターとしても活動中のフリーランサー1年目。元地方公務員。『30代からの転職、転身を考えている人の背中をちょっとだけ押してあげるサイト』を目指している。弾き語りが趣味。