転職準備

【転職就職】独学で取れる国家資格おすすめ3選【スキルアップ】

資格を取ろうと思ってるんだけど、なんだかたくさんあって…どれがいいだろう?
実際に独学で取って良かったという資格を紹介するよ

資格取得に興味のある人は大きく4つのタイプに分かれると思います。

・転職するときの武器にしたい
・職場で生かしたい、またはキャリアアップのため
・知識を増やしたい、自身のスキルアップを図りたい
・趣味でなんとなく

資格に関係する業界に転職するのであれば、履歴書に記載するだけプラスの評価になるでしょう。また、安定した職業に就いていても、心のどこかで”今のままじゃいけない”、そう思って資格取得を目指すケースもあると思います。(ぼくがそうでした。)

どのみち資格を取るということは、ご自身にとってプラスでしかないので、少しでも時間があるのなら、若いうちに持っておくことがオススメです。

本記事では、数ある資格の中でも「国家資格」であり、頑張れば独学で取ることのできる資格をご紹介します!
※「国家資格」とは、民間資格と違って、国の法律に基づいて証明される資格です。そのため、社会からの信用性は高いものになります。



簿記検定

簿記とは、「お金や財産に関するやりとりを帳簿に記録すること」です。企業やお店では、商品の仕入れや販売などで日々お金が動いています。そのようなお金の動きを見えるように帳簿に記録する、つまり、家計簿をつけるに近い感覚ですね。簿記検定では、そういった知らなければ意識しないコスト感覚が養えます。あらゆる分野で活かせるため、ビジネスパーソンにとって必要な会計知識とも言えるでしょう。

何ができる?簿記を取得するメリットとは?

メリット(1)仕事に活かせる

「決算書」を読む力がつきます。年間通して「利益」をどれくらい上げたのかがわかったり、「資産」がどのくらいあって、「負債」をいくら抱えているのかも読み取れるようになるので、その会社の懐事情を一目で把握することができるのです。

もちろん自分の会社の決算書でもかまいません。自社が1年間でどのような運営を行なっているのか、「決算書」だけでわかると思うとワクワクしませんか?ビジネスの視点が変わってくると思います。

メリット(2)転職・就職に活かせる

会社内の会計業務や経理事務であれば、簿記初級や3級でも十分役に立ちます。しかし、転職や就職を視野に入れるのなら、簿記2級以上の取得が望ましいです。3級あたりから受験を始めて2級を目指すのが良いでしょう。

簿記検定は会計知識のスキルですが、会計分野以外の職業でも履歴書などでアピールできる資格なので持っていて損はないと思います。

メリット(3)フリーランスや起業の際に活かせる

フリーランスとして独立したときや、起業の際に簿記の知識はかなり役に立ちます。というのも、確定申告や決算書を自分で作成する必要があるからです。会社員や公務員の場合、事務の職員の方が行なってくれていましたが、自分1人で働くとなるとそうもいきません。特に確定申告を初めて行う際、ほとんどの人がパニックを起こします。なぜなら見たことのない言葉が多くあるうえに、金額の整理が頭で追いつかないからです。

ぼくの場合、公務員のときでも県に出向していた3年間は、時間外手当は県からいただいており、年間20万円以上の支給があったため、確定申告をしていました。

確定申告は、記入する書類も多いし、あれこれ計算もしなくてはならないし、非常に面倒臭い作業でしたが、簿記検定の知識が役に立ち、初めてでも数時間にらめっこしていたらなんとかなったのです。皆さんが毎年確定申告を怯える理由がわかりました(笑)。

この確定申告の経験が、今のフリーランスにも大変活きています。フリーランスは日々の収支を管理する必要がありますからね。帳簿の作成も青色申告では義務づけられているので、簿記の知識はむしろ必要不可欠です。

簿記検定の種類は豊富?

簿記の資格は、複数存在しますので、注意が必要です。
主催する団体によって、名称が変わってきます。

団体名資格名
日本商工会議所日商簿記(1級・2級・3級・初級)
全国経理教育協会全経簿記(上級・1級・2級・3級・基礎)
全国商業高等学校協会全商簿記(1級・2級・3級)

一般的な社会人の方が受験するのは、日商簿記です。全経簿記は、経理の専門学校の学生、全商簿記は、商業高校に通う学生が多く受けます。

簿記検定はレベルも取り扱う団体によって違うので、ご自身に合った検定試験を見つけて受験しましょう。

簿記検定の試験日程は?

商工会議所のホームページです。日商簿記の試験日程がわかります。

2級、3級、初級はインターネット試験も実施されており、受験しやすくなっているようです。ありがたいですね。

簿記検定は独学で取れる?

簿記3級は独学で取れますが、簿記2級は、結構根気が要ります。2級になると商業簿記に加えて、工業簿記というのが新たに加わり、試験範囲が一気に広がるのです。

そのため、資格の専門学校を利用されるのも一つの手だと思います。独学が必ず良いいうわけではありません。いずれにせよ、自分に合った学習プランを早めに選択することが合格への近道です。

 

独学については、こちらの記事をお読みください。



FP(ファイナンシャル・プランナー)技能士

ファイナンシャルプランナーとは、人生のライフプランを実現するために金銭的な側面から設計する人を言います。将来の夢や希望、例えば「マイホームを立てたい」や「子ども2人を育てるのにいくら貯めればいいのか?」「老後資金に必要なお金は?」など、人それぞれのライフプランを叶えるお手伝いするのが、ファイナンシャルプランニングです。

何ができる?FPを取得するメリットとは?

メリット(1):マネーリテラシーが身につく

FPの学習内容は、お金に関する様々なことです。税金の仕組みや保険の種類、住宅ローンや不動産、年金など、身近なことなのに誰も教えてくれないお金の知識を勉強します。資格は合格するに越したことはないですが、FPの勉強はマネーリテラシー(お金の知識やそれを活かす能力)を身につけることができます。これに関しては、なぜ義務教育の過程で教えてくれないのか、常々疑問に感じていますが、だからこそFPは学ぶ価値があるのではないでしょうか。

メリット(2):生活に活かせる

FPは生活と直結している内容が多いので、参考書を少し広げるだけでも、会社からの給与明細の仕組みや見方がわかったり、頑張って働いたのに毎月こんなに税金で持ってかれているのかと気づくことができます(笑)。

2級では実技試験で資産設計を学習するため、それをそのまま自分のライフプランニングに活かせることも魅力的なところです。ぼくの場合、年単位でキャッシュフロー表を作成して収支の管理をしています。収入と支出(固定費や変動費)から、毎月どれだけ投資に回せるか、使っていいお金はどれくらいか、簡単に掴むことができて良いですよ。計画性のない支出ほど恐ろしいものはないですからね。

メリット(3):転職・就職に活かせる

もちろんFP技能士は、金融・不動産業界や会計事務所、保険アドバイザーなどに就職、転職する際には有利な資格です。営業職の方で、名刺に”FP技能士”と書かれていれば信頼性がグッと増しますね。

FPの資格は複雑?どれを受ければいい?

FP技能士の資格はいくつかあります。

国家資格「FP技能士」

 

民間資格「AFP」「CFP」

 

「3級FP技能士」



宅地建物取引士

宅地建物取引士(通称:宅建、宅建士)とは、一言で言うと、不動産に関するスペシャリストのことです。そのため、宅建の学習を通して、土地や建物の売買や賃貸物件の仲介などの専門的な知識を学ぶことができます。「宅建士」は、弁護士や司法書士と同じ”士業”にあたり、年間20万人以上が受験する人気の国家資格の一つです。

何ができる?宅建を取得するメリットとは?

メリット(1):就職・転職に活かせる

「宅建士」は不動産業界の就職、転職の際に非常に有利になります。なぜなら、不動産取引をする会社は、従業員5名につき1名の「宅建士」の設置が義務付けられており、さらには、不動産取引を行う場合の重要事項の説明は、「宅建士」の資格を有していないとできないからです。不動産会社としても無資格者の人より「宅建士」を好むのは当然ですよね。

また、不動産業界だけでなく、金融業界や建築業界でも不動産に対する知識を求められることが多いため、「宅建士」の人材は必要とされています。

メリット(2):キャリアアップを目指せる

不動産会社勤務の方であれば、受け持つ業務内容の幅が格段に広がります。役職に就く可能性も増えるでしょう。また、会社によりますが「宅建士」の資格を合格、または所有しているだけで資格手当が5,000〜20,000円ほどつく場合もあります。毎月もらえれば、仕事のモチベーションも上がるし、収入的にも嬉しいですね。

試験日程は

「宅建」の試験は年に1回です。毎年10月の第3日曜日に行われています。早めの7月から申し込みが始まるので、忘れないように注意してください。

受験手数料は、7,000円です。

 

 

ABOUT ME
ユウジキクチ
日本語教師として働くかたわら、Webライターとしても活動中のフリーランサー1年目。元地方公務員。『30代からの転職、転身を考えている人の背中をちょっとだけ押してあげるサイト』を目指している。弾き語りが趣味。