ぼくがこれまで独学で合格した資格試験です。
・宅建士
・地方公務員試験
・FP技能士3級、FP技能士2級(AFP取得のため通信講座利用)
・簿記3級、簿記2級
・ビジネス点字3級
・日本語教育能力検定試験
どの資格もジャンルが違ったりしますが、すべて同じやり方で受かっています。しかも一発です。ここでは、これまで自然とぼくが使ってきた勉強法を紹介していきます。独学派の方はぜひ参考にしてみてください。
独学するメリットとは?
そもそも独学するメリットはなにがあるでしょうか。
お金がかからない
ぼくは絶対的にお金です。お金がかからない、これに尽きます。数十万円の講座を受けるのとテキスト代だけで済むのでは、かかる費用が違うのです。
時間の有効活用ができる
朝活や仕事で早く帰れたときに、浮いた時間を活かすことができます。人生は勉強です。スマホやゲームももちろん良いですが、その時間を勉強に充ててほしい、というぼく個人の願いがあったりします。知識が増えると、その分人間の幅が広がるといっても良いでしょう。
隙間時間を有効に使えるという点で独学はオススメなのです。ぼくは朝の30分や昼休みの15分にも勉強したりしていました。
効率のいい勉強法は?
これまで独学で合格してきた効率のいい勉強法を紹介します。
1)参考書選びはパートナー選び!
参考書選びは、パートナー選びです。
はじめにしてかなり重要なポイントになります。テキストは合格までお付き合いしていくものなので、間違ったテキストを選ぶわけにはいけません。それに独学とはいえ、参考書にやたらお金をかけることは良くないです。見極めて選びましょう。
以下、参考書選びのポイントです。
①参考書の実績を調べる
②自分に合った参考書か中身を確認する
①は、その参考書を使って、独学で合格した人が実際にいるかどうかを調べることです。現実に合格している人が存在していれば安心感があるし、信用も大きくなりますね。合格者のブログでオススメしているものであればまず間違いないです。
②は、参考書の中身を見て、デザインやカラーなど自分好みかどうかを確認します。実績があるテキストでも、中身見たら文字が多くてやる気が起きなくなりそうとか、絵が好きじゃないとか、割と些細な原因が学習を妨げたりするのです。
この2点をクリアしたものをパートナーとして迎え、共に試験勉強を乗り越えていきましょう。
(*)注意として、参考書にもいわゆる「教科書」と「問題集」とシリーズ化されている場合もあります。その場合は、統一したものを選んでいくのが良いですね。
2)焦るな危険!試験の内容に興味を持つ
次に「試験の内容に興味を持つ」です。参考書を買っていきなりノートに鉛筆で書かないでください。そんないきなり意気込んでも内容は入ってこないです。
まず、テキストを一つの読み物だと思って最初から最後まで読みましょう。著者の思いとか、コラムとかもです。飛ばし読みも可。寝転がってでも良し。とにかく一周読むことをオススメします。
ここでのポイントは、その試験に対する”興味心”を上げることです。興味があるのと、ただ義務で学習するのとでは、インプットの定着が全然違ってきます。読みながら、自然と「へええ」とか「なるほど」とか「そうなんだぁ」とか思えたら良い傾向です。
3)学習スケジュールは逆算して作る!
試験までの予定は逆算して作ります。テキストを読み終えたら、なんとなくスケジュールを考えていきましょう。
試験日→ゲネプロ(試験1週間前)→リハ(試験3週間前)
後述しますが、試験日の1週間前に本番同様のゲネプロを行います。そして、できればゲネプロの2週間前にはリハを実施しましょう。リハは2回あってもいいです。
・ゲネプロ…本番に最も近い最終リハーサルのこと
・リハーサル…予行演習のこと
何を言っているかわからないかもしれませんが、このやり方はよく演劇やダンスなど舞台やコンサートで本番に最大の力を引き出すために実施されている基本的なものです。
ぼくは大学時代にクラシックギターオーケストラのサークルで指揮者をしており、このやり方が非常に実践的であることを知っています。その体験を勉強法に落とし込み、今の学習スタイルになりました。
ですから試験の1ヶ月前には、問題集まで全て終わっているのが理想ですね。リハまでにもう一度さらっと確認できるような状態です。
イメージとしては、
教科書読む(1週間)→教科書で学習⇆問題集解く(項目ごとで定着させるのがオススメ)→リハ(本番3週間前)→リハの復習→ゲネプロ(本番1週間前)→試験本番
4)最重要!本番同様のゲネプロを行う
過去問がたくさんあるような試験ならリハは2〜3回行えると安心感は増しますね。リハは本番同様の時間配分で試験実施しましょう。
ぼくがいう最重要の「ゲネプロ」というのは、”試験当日の時間帯、条件の中で本番同様に実施する“ことです。
日本語教育能力試験が良い例ですが、試験時間が長くてお腹が減って集中できないとか、トイレに行きたくなるとか、割と想定できないハードルってあるんですよ。ですから、試験時間の間隔を掴んでおくのはもちろん、自分に起こり得る事態や気持ちを把握するうえでも「本番同様」の緊張感で実施することをオススメします。
時計とか、計算機とかも本番のものを揃えておきましょう。
5)過去問を手に入れろ!
リハやゲネプロの話にもありましたが、過去問こそ試験合格の肝です。リハは全部行えなくても、3年前まで遡って過去問と向き合うことを強くお勧めします。
インターネットで拾えるものは、使いましょう。ないものは、過去問に近い問題集を使ってください。過去問を侮ることなかれです。
6)無敵の時間、朝活を取り入れよう
平日は時間がないという人いると思うんです。でも時間、作れるんですよ。
その資格が自分の人生においてどれほどのものかを考えれば、少し頑張って時間を作り出せます。オススメなのは、朝です。平日でも朝30分早く起きれば、その分勉強できます。
ぼくは、家で勉強することもあったし、通勤途中のマックに行って珈琲飲みながら勉強したこともありました。これも慣れですけど、誰も行動していないときに自分だけ動いてる感じってすごく気持ちがいいものです。
まとめ
独学で資格試験に合格する効率のいい勉強法は、
1)確かな参考書を選ぶ!
2)がっつり勉強に取り組む前に興味を持つ!
3)試験1ヶ月前までに問題集まで終わらせる!その後リハ!
4)本番同様にゲネプロを行う!
5)過去問超大事!
6)時間作りは朝にする!
本気で臨めばなんでもうまくいきますが、ほんの少しの計画性を持つことが独学者には必要でしょう。この記事が少しでも参考になるところがあれば幸いです。