
「やさしい日本語」言い換えアプリ・サイト4選
「やさしい日本語」の書き換えや言い換えに役立つアプリやサイトを紹介します。
『やさにちチェッカー』:やさしさのレベルを判定する
まずは「やさにちチェッカー」です。使い方はGoogle翻訳と同じくらい簡単。自分が思いついた文を打ち込めば、その文がどれくらい”やさしい”かレベルを判定してくれます。無料です。運営は庵功雄先生が代表をされている「やさしい日本語」科研が行っています。素晴らしいツールをありがとうございます。

こんな感じです。「やさしい日本語」は、小学校1〜2年生くらいの簡単な日本語を使うのが良いとされています。日本語能力試験(JLPT)で言うところのN4・N5レベルです。このサイトであれば、「語彙」や「文法」のレベルが適切かどうかだけでなく、「漢字」や「文の長さ」「名詞数」についても、どの程度やさしいのか教えてくれます。ガンガン打ち込めるので、自分が普段使っている言葉をどこまで簡単にしたら「やさしい日本語」としてふさわしいのかチェックするのにおすすめです。
『伝えるウェブ』:やさしい日本語に変換
アルファザード株式会社が運営する「伝えるウェブ」。このサービスは、サイトを丸ごと「やさしい日本語化」してくれる、どちらかと言うと自治体や医療機関などの団体向けのものです。多文化共生社会に向けた取り組みとして、これから実装していく行政機関などは増えていくのではないでしょうか。このサービスは月額制です。
トップページにある「翻訳をためす」は無料で使えます。分かち書きやルビも降ってくれるので、言い換えだけでなく書き換えにも役立つ変換アプリです。例文のボタンを押すと、ランダムに例文の変換例が表れます。利用する価値ありです。

『やさしい日本語 翻訳アプリ』:7言語対応の音声翻訳アプリ
AIエンジンを活かしたスマホで使える翻訳アプリです。日本語、英語、韓国語、中国語(簡体、繁体)、スペイン語、ポルトガル語の7言語に対応しています。株式会社BRICKsが開発。

日本語であれば「やさしい日本語」に変換したのち、ほかの言語に翻訳されます。使い方としては、外国人にスマホのマイクに話してもらいやさしくなった日本語を伝える、のような感じですね。翻訳ソフトの「やさしい日本語」Ver.になるでしょう。多言語翻訳サービスは活用の幅が広いと思います。無料なのでまず使ってみてはいかがでしょうか。
『やさしい日本語ニュース』:やさしい日本語を読んで慣れる
NHKが公開している外国人向けの「やさしい日本語で書いたニュース」です。その名も”NEWS WEB EASY”。リアルなNHKのニュースなので、時事の勉強にもなります。
分かち書きはされてないみたいですが(おそらく文章量の問題)、ルビは振られていますね。このNEWSの良いところは、日本語の文法や動詞の使用レベルがN4レベルに忠実なところです。単語は少し難しいところがあるかもしれません。しかしわかりやすく言い換えされていて本当に親切です。「やさしい日本語」を学びたい日本人にとっても非常に有益なサイトでしょう。無料で見れる優良な教材です。
