資格を取得された方は、早速オンラインで日本語を教えたいと動き出しているのではないかと思います。
ぼくは2021年の9月末からitalkiをはじめ、4ヶ月で130レッスンを達成しました。
当初の想定より少ないですが、他の予定との兼ね合いからすると上々だと思っています。
それにitalkiの日本語教師の登録者数は1227人、プロの講師576人(2022/1/20現在)もいるので、探し当ててもらうのも大変です。
今回はそんなitalkiでコンスタントに授業が出来るまでの体験記をお伝えしたいと思います。
italkiに合格する
italkiに登録するには、自己PR文章と写真と自己PR動画が必須です。
このPR動画が厄介で、挫折する人も多いかと思います。
ぼくも自己PRがクソほど苦手で、嫌でした。
ですが、やらないと始まりません。
基本的にはitalkiの先生方の動画をたくさん見漁って自分なりにアレンジすればOKです。
それでもまとまらない方もいるでしょう。
以下に、実際に合格した時のぼくの動画の文章を掲載しておきます。
どうぞ参考に使ってください。
こんにちは。私の名前はyujiです。日本生まれのネイティブスピーカーです。東京に近い茨城に住んでいます。
趣味は、ギターを弾いて歌うことです。外国語を勉強することが好きで、英語と中国語を今勉強しています。
私は現在日本語学校で日本語の先生をしています。初級レベルの方に日本語を教えるのが得意です。私のレッスンでは、文法と会話の両方を学ぶことができます。日本語があまり上手じゃなくても、みなさんのレベルに合わせて話すスピードを調整したり、簡単な英語でサポートしたりできますので、安心してレッスンを受けてください。
勉強すればするほど、だんだん日本語が楽しくなっていきます。もちろん、日本語が好きで話したい人なら、どなたでもウエルカムです。あなたの好きな話題についてたくさん話しましょう。
みなさんのお役に少しでも立てられるよう頑張ります。それでは、お会いできるのを楽しみにしています。こ
この後、同じ内容を英語で話しました。
自分の中でのポイントは、自分が選ぶ立場になったとき、聴きたい情報はどれかみたいなことを考えましたね。あれもこれも伝えて長くなって飽きられても仕方ないので、文章を作ってからはひたすら削る作業をしました。
趣味が共通してたら楽しいから趣味は入れるべきだよなぁとか、経験あるのは心強いなぁとか、話すスピード心配だよなぁとか、簡潔に、かつ必要なところを見極めて残しました。(実際音楽好きな人が予約してくれてたりします。)
英語の文章作成はgoogle翻訳と相談すればオールOK!
話すことを暗記して、カメラ目線で時折スカッとさわやか笑顔で話しました。だいたい2分ちょいくらいですかね。
字幕はつけなかったですね。英語でも話しているので必要ないかと。
動画はあとで何度でも変更、更新可能なので、あくまでitalki審査用だと思ってください。
ちなみに合格後に動画を撮り直した時には、英語を先に話すようにしました。なぜなら探す側の人は、動画を最後まで見ないと思ったからです。英語話者が当然多いですから、先に英語でバシッと情報を与える、そこでフィットするかどうか。そのような作戦で撮影しました。まあ効果はわからないですがね…
余談ですが、2021年2月(日本語教師未経験時)にitalkiに実は一度申請したことがあります。その時は、落ちました。当時はただ日本語教師の資格を持っているだけで、何をどう教えたらいいのかわからなかったし、とにかく受かりたいという思いで、うすっぺらいことばかり話していました。志も低かったです。
半年間ですが、日本語教師を経験したおかげで教え方もある程度備わり、自信を持って話せるようになったことが合格につながったのだと思います。
申請が通ると、ZOOMでitalkiの運営側の人と会議があります。会議といっても注意事項みたいなもので、こちらから何かを発言しなければならないというものではありません。ですが、必ず出席してください。
新人ラッキーチャンスを逃さない!
無事登録できましたか?お疲れ様でした。
これで晴れてオンライン日本語教師です。
レッスン内容と、レッスン料金を決めて予約が入るのを待ちましょう。
ここからは生徒獲得のコツをお教えします。
あくまで2021年10月の頃の体験話です。
今通用するかはわかりません。変わっていなければ是非取り入れてみてください。
まず、italkiに登録してから3週間は新人講師扱いです。
この3週間、気合い入れてください。
この3週間は、講師検索で上の方に出していただける二度とないチャンスです。
講師ページには、レッスン数と教えた生徒の数が常に掲載されます。
あなたが語学のレッスンを受ける時、レッスン数が少ない講師を選びますか?
なかなか難しいですよね。
ですから、この新人ラッキーチャンスを十分に利用して実績を作ることが、この後の講師活動につながっていきます。
僕がしたことは、
①レッスン時間を限りなくオープンにした(朝5時〜夜22時)
学習者さんは世界中です。オランダ、ブラジル、アイルランド、スペイン…様々です。この期間は自分の時間に合わせず、学習者さん獲得に燃えましょう。あくまでこの3週間は全力です。体に無理は禁物ですが、朝5時にレッスンしたら、午後にがっつり休みを設ければいいわけです。どんな時間帯にどの国の人が来るとかもわかります。
ちなみにこの頃の僕は他に仕事をしていなかったので、というかitalki月間にしていたので、週2休みにして、いつでもレッスンできるよう枠は大きく空けておきました。今も朝6時に予約入ることが結構あります。(5時は辛い。)
②レッスン内容に関わらず、何でも受け入れた
初めの設定では、(1)フリートークと(2)文法&会話 [初級 ]の2コースのみの設定でした。日本語教師のレッスン単価を下げるつもりはありませんし、もっと稼ぎたい派ですが、新人の頃は、フリートーク$11/60minでやっていたと思います。$11だと結構予約きます。安いから(笑)。
レッスンに来る人もだいたいの人がそれなりに話せる人でした。だからたまに間違いを指摘するくらいで、あとは楽しいおしゃべりな感じでした。しかし、この新人ラッキーチャンス期間にはレッスンの予約だけでなく、メッセージで問い合わせが結構来るんですよ。(今来なくなったなぁ)
変な問い合わせも結構くるのでそれはブロックして(笑)、真面目な問い合わせは、「これで困っています。この内容でレッスンできますか?」みたいなものです。ぼくは何でも受けました。とにかく経験&実績。
面白かったのは、企業のプレゼン資料の翻訳でした。英語をふさわしい日本語に直していくというものです。ビジネスなので堅い英語、むずっ…と思いながらもスマホ片手に生徒さんと一緒に奮闘しました。でもこの方6回くらい受講してくれて本当に有り難かったです。
トライアルレッスンでも、JLPTの文法対策して欲しいという要望があり、コース外でしたが、出会ってしまったら最後、やりましょう!とその人だけ特別にJLPT文法コースをやってあげました。日本語学校でJLPT対策少しやってたのでまあ大丈夫だろうと。教科書もこういう時のために揃えていたし。
そんな彼からついこないだ12月のN3合格しましたという連絡があり、さらに7月にN2受けたいから先生のレッスン続けたいですとのお話までありました。嬉しいですね。これはいよいよJLPTコース設定しようかなと目論見中です。
上記のような感じで、新人ラッキーチャンス期間は、広い予約枠と広い心(誰でも、何でも)で実績作りをすることをお勧めします。
その3週間が過ぎたあとは、継続してくれる生徒さんももちろんいますが、明らかに予約数は減ります。そこから頼りになるのは、レッスン数の実績と生徒さんが残してくれたレビューなのです。レビューも強制するものではないですが、書いてもらえるとまた集客につながります。
ぼくは今は他の予定もあるので、月30レッスンを目標にしています。レッスン単価も新人の頃より$5くらい上げています。幸いなことに相性の良い学習者さんと出会って定期的に教えることができています。
それもこれも、あの新人期間に物おじせず挑戦した結果だと思っています。
↓italkiでの収入をまとめてみた記事はこちら

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Amazing Talkerは、italkiよりもメジャーではありませんが、台湾発の語学学習プラットフォームです。こちらもitalkiと比較しながら使ってみるのもいいかもしれませんね。