日本語教育能力検定

【2020年合格】「日本語教育能力検定試験」とは?【独学】

だいぶ時間が経ってしまいましたが、2020年の日本語教育能力検定試験に合格しました!!

試験の存在を知ったのが、2020年3月24日。そこから7ヶ月、独学

・フルタイム勤務で働きながら

・教材は参考書、過去問のみ

・養成講座に通わない

・過去に日本語を教えた経験がない

一発で合格したとはいえ、はっきり言って大変でした。
大学受験よりも勉強したと思います。点数もギリギリです。

でも頑張れば受かりますし、未経験でも資格のみで常勤講師になることは可能です。
同じような境遇でチャレンジされる方の参考になればと思い綴ります。



日本語教育能力検定試験とは?

日本語教育能力検定試験とは、「日本語教員となるために学習している方、日本語教育に携わっている方に必要とされる基礎的な知識・能力を検定することを目的」として、公益財団法人日本国際教育支援協会によって実施される試験です。毎年10月に実施。(年1回)

公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)
http://www.jees.or.jp/index.htm

言ってしまえば、日本語教師になるために必要となる資格です。

日本語教師の求人の定番型として、以下のようなものがあります。

  1. 大学で日本語教育を主専攻または副選考で修了
  2. 日本語教師養成講座420時間の修了
  3. 日本語教育能力検定試験を合格

上記の条件のいずれかに該当すれば応募できるものがほとんどです。
(もちろん会社によってその他条件等が付いてくる場合が当然あります。)

①は該当しないので、②の養成講座を受けるという選択肢も当然ありますが、社会人となると通う時間が限られるし、当然修了までに時間がかる。さらに言えば、地方では受講できる学校は近くにありません。そして、もちろんお金もかかる。(相場30〜70万円)

となると、日本語教師になる道は③の一択となるわけです。

養成講座を受けたほうが、授業のやり方も学べるので近道な場合も


日本語教育能力検定試験を受けようと思ったわけ

なぜこの試験を受けようかと思ったかというと、

  • 40歳までに今の職場を辞めたかった
  • 日本語教師という職にとてつもない魅力を感じた

大まかに言うと、この2つです。

2020年の3月は、新型コロナウイルスが蔓延し始めた時期で、とにかく密を避けましょうという世になってきた頃です。そのため趣味の音楽活動も、仕事で企画していた大きなイベントもなくなってしまいました。

そこで、時間を持て余してしまった僕は考えました。
今の職場に骨を埋めるつもりはない。40歳までに抜け出さなくては、と。

この感覚は実に7年ぶりでした。
以前も転職活動を少ししたことはあるのです。
その時は経理関係で飛び立ちたかったんですが、いろんな理由で断念しました。
覚悟も足りませんでした。

それで、空いた時間に漠然と中国語を勉強しようと思ったんですけど、中国語の勉強法を調べているうちに「日本語教育能力検定試験」を見つけてしまい、

「嘘だろ、おい…。こんな資格があったのか…。」と、茫然自失でした

そういえば、以前海外で一緒だった年上のお姉さんの職業日本語教師って言ってたけど、これかぁ〜って感じでした。日本語を教える仕事があったことをこの時初めて知ったのです。

日本語教師の資格は、

  • オンラインでどこでも仕事できる。今後のニーズ高まりそう。
  • 海外でも働くことができる。
  • 年齢を重ねても続けていくことができる。
  • フリーランスとしても働ける。

とても魅力的に感じました。

また、これまでの自分の経験と照らし合わせたところ

  • 海外20カ国を旅した。
  • 旅先での現地交流が好き。
  • 語学が好き。学習が好き。
  • ギターやポイを教えることが楽しかった。

運命的なものをビンビン感じてしまいました。

そして、この資格が独学で取れるかすぐに調査をしたところ、実際に3ヶ月や半年の独学で合格している人がいたため、これはイケると試験に挑戦する方向に舵を切りました。

長い道のりの始まりでした。

教えることが好き、海外好き、国際交流好きの自分にピッタリ。日本語教師という職業の可能性に惹かれました。





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ユウジキクチ
日本語教師として働くかたわら、Webライターとしても活動中のフリーランサー1年目。元地方公務員。『30代からの転職、転身を考えている人の背中をちょっとだけ押してあげるサイト』を目指している。弾き語りが趣味。