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【日本語教師】自己PRで差がつく!職務経歴書はこう書く【転職】

職務経歴書って何?どう書いたらいいの?
職務経歴書は書き方にコツがあります!実例を見せながら説明しますね!

「職務経歴書」とは、求人に応募する際に必要な提出書類の一つです。「履歴書」とセットで求められるケースがよくあります。はじめて転職される方は、「職務経歴書」に最初はとまどうかもしれません。ぼくがそうでした。ここでは日本語学校へ提出する「職務経歴書」の作成のコツなどを紹介していきます。



職務経歴書とは?

「職務経歴書」を書くのは大変ですが、要点され押さえれば簡単に作れます。

職務経歴書はなんのために書くのか

学歴や職歴を書き連ねる「履歴書」とは違い、「職務経歴書」は、簡単に言うと、応募者がこれまで”どのような業務に携わってきた”のか、また”どのようなスキルを持っているのか”を伝える書類です。そして、最終的には”それらを今後どう生かせていけるのか”を相手に届けることが鍵となってきます。

職務経歴書テンプレートをダウンロード

テンプレートは、下記doda様のサイトよりダウンロードできます。職種・業種別に分かれており、大変親切で使いやすいです。手書きだと達筆すぎて読めない事案が結構あるので、PCで入力することを強くお勧めします

前職の職種や業種で選ぶのが良いでしょう。
ぼくの場合は、公務員→日本語学校のときは「国家・地方公務員」、フリーランス→日本語学校(非常勤)のときは「教員」を選んで使用しました。

職務経歴書のテンプレート(doda)
https://doda.jp/guide/syokureki/download.html



項目ごとの書き方・ポイント(例文も)

テンプレートの流れに沿って、順に見ていきましょう。実例もあるので、そちらも併せて参考にしてみてください。

職務要約

これまでの職歴をわかりやすくまとめます。100字程度が目安です。たくさん職歴がある場合は、ここでは一つの職にポイントを置いて書くのが良いでしょう。また、業務を取り組むうえで心がけてきたことも伝えると人柄が見えて与える印象が違うと思います。

実際にぼくが書いたのは、このような感じです。

◯◯大学卒業後、いくつかの営業職や接客業を経て、◯◯市役所へ入庁しました。市役所では窓口業務をはじめ、住民説明会や審議会といった場でのプレゼンテーションや広報誌の作成、経理事務など多岐にわたる様々な業務を行ってきました。どのような業務においても「常に相手の立場に立って考える」ことを第一に取り組んいます…

「職務要約」は、一番最後に全体を通して読んでから書くのもアリかもしれません。

職務経歴

「履歴書」で書いた職歴の詳しい内容バージョンだと思ってください。たくさん経験がある方は、2つの会社程度に絞って書いたほうが良いですね。

「在職期間と会社名」「職員数や規模」は、あるがまま書けばOKです。「業務内容」も事実をまとめて書けば箇条書きで大丈夫です。

「実績と取り組み」は、自分の言葉で書く必要があります。自分がその仕事において、率先して取り組んだ実績を言語化するところです。ただ”取り組みました”もいいですが、”自分が取り組んだことでこういう結果になりました、こう改善されました”と言えると、なお良いと思います。

実例としては、

[マニュアルの作成]
窓口業務が多く、一人当たりに対する接客に時間がかかっていたため、係以外の職員でも 対応できるような窓口業務マニュアルを自発的に作成しました。10年経った今でもそのマニュアルは課内で共有され使われており、とても好評を得ています。

PCスキル

こちらも自分が持っているスキルをありのまま書けばOKです。どこまでのレベルが可能かは、きちんと記したほうが良いですね。

ぼくの例で言うと、

【Word】
→書式設定、表の挿入、アウトライン設定と目次作成が可能なレベル
【Excel】
→表計算やグラフの作成が可能なレベル
【PowerPoint】
→プレゼン資料、音声付きオンライン配布資料作成可能なレベル
【その他】
→動画の編集、Zoom、Skype等オンラインアプリの使用可能

日本語学校であれば、オンライン授業の可能性が今後もあるでしょう。Zoomなどの経験があるとプラスかもしれませんね。できないことは書かないようにすることがポイントです。

資格

これこそありのまま書けばOKです。「日本語教育能力検定」書き忘れずに「養成講座」についても、現在受講中や受講済で記載するならここでしょう。

例はこのような感じです。

普通自動車第一種免許2004年7月取得
日本語教育能力検定2020年12月取得

 

自己PR

ここは「職務経歴書」で一番大切な項目です。自己PR=アピールの場ですからね。仕事以外でもいいので、自分の学生生活における経験や、仕事に向き合うスタンスなどを書きましょう。日本語教師に求められる人物像として、何かリンクすることがあれば、採用者側の気を惹けるかもしれませんね。

ぼくの場合、働きながら資格取得に励んでいたので、そのことから「常に学び続ける姿勢」を、また、学生時代のサークルでギターを教えていた経験から「教えることが得意」を導き出しました。2つくらいエピソードが語れたら素敵ですね。

以下、ご参考までに。

<常に学ぶ続ける姿勢>
業務に関連する資格があれば興味を持ち、資格取得に向け取り組みました。その勉強のおかげで、業務理解や作業の効率化など実用面で役に立ちました。現職に就く前にシドニーに短期留学をしましたが、帰国後は英語の勉強を継続し、旅先で困らない程度の英語力を身につけました。まだ未経験ではありますが、日本語教師として教壇に立てることがあれば、日々ブラッシュアップに努めていきたいと考えています。

<教えることが得意>
大学では、70名ほどの部員が在籍するギターアンサンブルサークルに所属し、正指揮者を務めました。ギターを教えることはもちろん、合奏の指示や全体の統率を行い、記念すべき40回目の定期演奏会の成功を収めました。職場でも、自分がわかることについては、係を超えて率先して後輩指導にあたっています。

たとえ経歴が浅くてスキルや資格がなくても、自己PRに熱を込めて想いを伝えましょう!



ABOUT ME
ユウジキクチ
日本語教師として働くかたわら、Webライターとしても活動中のフリーランサー1年目。元地方公務員。『30代からの転職、転身を考えている人の背中をちょっとだけ押してあげるサイト』を目指している。弾き語りが趣味。